今回はネットで注文できるオーダーシャツ屋さんを紹介しようと思います。

記念すべき第一弾は SKYRTA（スキルタ）さんです。

ネットオーダーのシャツに興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

SKYRTA（スキルタ）とは？

シャツ専業メーカー・フレックスジャパン株式会社（長野県千曲市）が運営する、パターンオーダー専門店です。

資本金3億円、売上高100億4,300万円（2019年2月期）の大手です。

従業員は250名、１日に400枚以上のオーダーシャツの製造をしているそうです。

 

 

SKYRTA（スキルタ）の良い点・悪い点

この記事を書くにあたって、３着オーダーしました。

気づいた点があるのでいくつか列挙します。

● 良い点
① 台襟の高いボタンダウンがオーダーできる
② 細かい仕様の設定ができる
③ 値段が比較的リーズナブル
④ 生地のバリエーションが豊富
⑤ 楽天ペイを使える

台襟の高いボタンダウンをオーダーできるネット通販のオーダーシャツ屋さんはかなり少ない（ほとんどない）です。

② については後ほど触れますが、テープを貼ったり、パイピングをしたりなど、ネット通販とは思えない本気のパターンオーダーを楽しめます。

⑤ の楽天ペイ（楽天ポイント）が使えるのも助かります。

 

● 悪い点
① 採寸が独特（特に「胸囲」）
② 生地が割と保守的

胸囲の採寸は独特です（＊ 下の「10. 後ろ身頃を選ぶ」 を参照）。注意が必要です。

生地は多いのですが、大半はビジネス向けです。カジュアル向けの生地は少ないです。

 

 

SKYRTA（スキルタ）のオーダーの仕方

それではSKYRTAのオーダーの仕方を見ていきましょう。

かなり長く（30項目）なります。さら〜っとお読みください。

 

1. HPからメンズシャツをクリック

 

2. 絞り込み検索をクリック

種類が多いので、絞り込んで見たほうが楽です。

ちなみに、黒は「グレー」、赤は「ピンク」をクリックすると生地を見ることができます。

 

3. 襟型を選ぶ

僕が SKYRTA をオススメする理由の一つは襟型の豊富さです。

ここまで選択肢があるお店は少ないです。

 

3. 襟芯の硬さを選ぶ

 

4. 襟芯地加工を選ぶ

襟の芯地を選べるものありがたいです。

説明が付いている（＊ 家でアイロンがけをする人は「トップヒューズ（接着芯）」、クリーニングに出す人は「フラシ（非接着芯）」）のも親切です。

 

5. 袖・カフス型を選ぶ

カフスのバリエーションが豊富です。

ミラノ（ターンナップカフス）や２つボタンも選べます。

 

6. 長袖カフス釦・ボタンホールを選ぶ

標準仕様が「アジャスト＆コンバチ ２釦・2穴」になっているので気をつけてください。

 

7. 長袖袖タック数を選ぶ

ワンタック・ツータックを選ぶことができます。

 

 

8. 前立を選ぶ

表前立・裏前立だけでなく、比翼を選ぶこともできます。

 

 

9. 裾形状を選ぶ

ガゼットをつけるとアップチャージ（+500円）になります。

 

 

10. 後ろ身頃を選ぶ（要注意！）

この部分が理解できなかったので、お店にメールしました。

『ダーツを入れるのに生地を3cm折り込むので、仕上がり寸が-3cmになる』という意味のようです。

このお店側のアドバイスを受け、+3cmでオーダーしました。

出来上がってきたものを採寸したら指定した大きさより 6cm小さかった です。

頭の中が ??? です。

ダーツ１箇所 -3cmだから２箇所で -6cmという解釈でしょうか？（＊ お店にメール中です。返信が届き次第追記します）

 

船堀オフビートさんの 「スキルタSKYRTAシャツ評判 採寸する時は注意が必要」も同じことを指摘していました。

 

 

11. ポケットを選ぶ

 

スマポケとはスマートフォンを入れるための仕様だそうです。

 

 

12. ヨーク

剥ぎヨーク（スプリットヨーク）を選ぶことができます。

 

 

13. 縫製仕様を選ぶ

アップチャージはかかりますが、脇縫に「巻伏本縫い」を選ぶことができます。

 

 

14. ボタンを選ぶ

白高瀬貝・黒蝶貝・茶蝶貝のボタンを選ぶこともできます。

 

 

15. 釦ホールを選ぶ

 

 

16. 釦付け糸を選ぶ

 

17. 2.5ボタン

襟の開き具合を調節できるスナップボタンをつけることができます。

とても便利です。開き過ぎて下品になるのを防ぐことができます。

 

 

18. クレリックを選ぶ

 

19. 別生地を選ぶ

襟や袖の裏に別生地にすることができます。

ネットオーダーでここまでできるとは・・・驚きです。

 

 

20. AMFステッチ

AMFステッチ（American Machine and Foundryの頭文字を取ったもの）を入れることができます。

デザインのアクセントになります。

目立ち過ぎると下品になるので、配色には注意が必要です。

 

 

21. テープ

ネットオーダーでこれができるのはすごいと思います。

 

 

22. 上前立・カフスパイピング

シャツでパイピングできる（＊ しかもネットオーダー）ってすごいですね。

いつか挑戦してみます！

 

 

23. 襟腰下パイピング

 

 

24. エポーレット（肩章）

 

 

25. イニシャル刺繍

色・字体だけでなく位置も選ぶことができます。

 

 

26. ワンポイント刺繍

 

 

デザインは以上です。ここからはサイズの選択になります。

27. 首回りを選ぶ

首回りの測り方はお店によって違うので要注意です。

SKYRTAの場合は、ボタンの縫い目からボタンホールの端までが首回り（仕上がり寸）のようです。

 

 

28. 体型（ボディ）を選ぶ

上の「首回り」と「体型」でサイズが決まります（微調整可能）

 

 

29. ユキ丈を選ぶ

 

ちなみに、裄丈とは袖＋首下から肩までの寸法を足したものです。

 

 

30. サイズ補正

上の画像は 首回り41cm、体型（ボディ）を標準（PO3）にした場合のサイズです。

転記すると、肩幅47cm・胸周り116cm・胴回り108cm・裾回り110cm・身丈（着丈）80cm （仕上がり寸）です。

それぞれ数センチ調節できます。

指定された範囲以上に調節したい場合は、体型（ボディ）を変える必要があります。

 

【注】 胸周りは実寸＋16~20%。胴回りは実寸+16％程度大きくするのが標準と言われています。

 

 

カフス周りの採寸ですが、ボタンの縫い目からボタンホールの端までの長さ でした。

２つボタンがある場合は外側のボタンからの長さになります。

 

 

SKYRTA（スキルタ）でオーダーしたシャツを紹介します

これまでに３着オーダーしました。

 

1. 黒のストレッチ素材

素材は綿100%のストレッチ素材です。

 

 

ボタンダウン（ドゥエボットーニ・2つボタン）にしました。台襟（後ろ）は4cmです。

 

 

スプリットヨークにしました。

着心地にはあまり影響しないと思います。気分です（笑）

 

 

カフスは大丸（おおまる）１つボタンです。

昔は２つボタンを好んだのですが、脱着しづらいので、やめました。

 

 

ガゼットをつけました。

これも耐久性にはあまり影響しないと思います。気分です（笑）

 

 

値段は 12,100円 でした（素材が8,800円、オプションが3,300円）

楽天ペイが使えるので、楽天ポイントで払えます。

 

 

2. 黒のシャツ

素材は綿100%のヘリンボーンです。

 

 

ボタンダウンにしました。台襟（後ろ）は4cmです。

 

 

スプリットヨークにしました。

 

 

カフスは大丸（おおまる）１つボタンです。

 

 

ガゼットはつけませんでした。

 

値段は 10,450円 でした（素材が8,800円、オプションが1,650円）

 

 

3. 紫のピンストライプ

コットン100%の平織りのパープルピンストライプのシャツです。

紫のネクタイに会わせたくてオーダーしました。

 

 

ネクタイをすることを想定して、カッタウェイにしました。

 

 

スプリットヨークにしました。

 

 

カフスは大丸（おおまる）１つボタンです。

 

 

ガゼットはつけませんでした。

 

値段は 12,100円 でした（素材が8,800円、オプションが3,300円）

 

 

 

まとめ

今回は、ネットでオーダーできるシャツ屋 SKYRTAさんを紹介しました。

採寸の難しさはあるものの、細かいところまでオーダーできるので、こだわりのある方にもお勧めできます。

インポートがどんどん値上がりしていく中（＊ トーマスメイソン、ついに20,000円越え （涙））、8,800円前後でオーダーできるSKYRTAさんは助かります。

今後もオーダーする予定です。

その時はまた記事にします。お楽しみに！