2018年7月11日から30日まで国立新美術館(乃木坂駅直結)で開催されているエルメスの体験型展覧会「彼女と。」に行ってきました。
セリフの言い回し、内容、洋服、備品、モデルさんの容姿・立ち振る舞い、どれをとってもエルメスらしいものでした。
ウィットに富んだ、フランス映画を見ているような印象(* 特に「内容」)を受けました。
予約が必要です
「彼女と。」自体は無料なのですが、『HP 』から予約する必要があります。
下の画像は予約状況です。
画面では埋まっていますが、時折辞退する人がいるので、画面が予約可の表示(△)に変わります。
どうしても行きたい人は、その時を狙って予約するのも手です。
(* すぐに埋まります、記入事項をペーストしておくと良いでしょう)
「彼女と。」体験レポート
今回は16:00の会に参加しました。
映画館
まずは映画館からスタートです。時間にして5分くらいでした。
ここで、今回のストーリーは「ある作家が忘れられない女性を追いかける話」であることをガイドから伝えられます。
* 概要は入場時にもらう冊子の「ROOM T のページ」にも書かれています。
STAGE1
作家が彼女の友人と対面するシーンです。
彼女の友人は、作家に彼女との思い出を語ります。
* 作家の役(右の人)を一般の人(ACTOR)が演じます。ネットから応募できるようです。
STAGE2
NYの自宅に帰ってきた彼女の恋人が、パリにいる作家にスカイプで連絡を取るシーンです。
* 演者のモデルさんが長身のイケメンだったので、女性がザワッとしていました(笑)
STAGE3
作家が隣人である花屋を訪れるシーンです。
彼女がどんな人であるかを花屋の女性店員が語ります。
バックステージ
ステージ3の次はバックステージに案内されます。
ここで10分間自由時間を与えられ、ステージの舞台裏に置かれたエルメスの衣装などを見ることができます。
* 少しでも衣装・展示物に触ると、係りの人に注意されます。
STAGE4
ステージ4は波打ち際のセットです。
友人による回想シーンを撮影したセットが展示されています。かなり大きなものです。
このシーンの撮影は終了していて、前にあるモニターにその内容が放映されています。
STAGE5
ステージ5は映画館裏の駐車場のセットです。実物の車がセットの中に置かれています。
ここは恋人が語った回想シーンです。
このシーンも撮影はなく、モニターで内容を確認します。
STAGE6
彼女が開いた屋根裏のパーティーのシーンです。
観客も招待客として参加します。
入り口でプラスチックのグラスをもらい、乾杯をします。
このシーンは写真撮影もします。パスの裏にあるQRコードで確認できます。
STAGE 7-A
ステージ 7-Aは彼女の家の前のセットです。
作家が彼女の妹に会い、彼女から託された手紙と家の鍵を受け取るシーンです。
ここではリハーサルシーンを見ることができます。
STAGE 7-B
ステージ 7-Bは彼女の家のセットです。
彼女はそこにおらず、部屋にあるものから彼女の人となりを発見するというシーンです。
* ここで、係りの人が「中に入りたい人はいますか?先着1名です」と言います。入りたい人は大きな声で「はい」と言いましょう。
まとめ
今回僕たちが行った「彼女と。」はエルメスの世界が凝縮された体験型展覧会でした。
無料の展覧会であるにも関わらず、一切妥協せず、細かいところまで丁寧に作り込まれていました。見るものを驚嘆させるレベルです。エルメスのものづくりへ情熱がよく分かるものとなっていました。
今回感じたことなのですが、「彼女と。」に行かれる方は、事前にブログや動画で内容を予習したほうが良いと思います。
あっという間に話が終わってしまうので、「気づいたらエルメスの洋服を見ただけ」という状況になりかねません。
また、一般の方(ACTOR)の方のセリフが頭に入りづらいので、注意して聞いてください。
ACTORのセリフも今回のエルメスの世界の重要な一部分です。(* STAGE7-Aは特に注意)
かなりの方がブログや動画をアップしているので、検索して読んでみてください。より濃厚な時間を過ごせると思います。
おまけ
今回、僕たちが行った日は、台風が本州に直撃し、一歩間違えれば、帰宅の足がなくなってしまうような雨風の強い日でした。
とても外出して展覧会を見に行くような日ではなかったのですが・・・
会場に行って見たら、満員でした。エルメスの偉大さを再認識しました。
この記事へのコメントはありません。