後半です。
高速道路入り口から、感動のゴールまでをお伝えします。
前編はこちら
横浜マラソン2019 レポート【後編】
それでは後編をお楽しみください。
5. 21km-30km の様子
21km地点を通過し、
いよいよ高速道路区間に入ります。
一気に15mのぼります。
今回は足を怪我していたので、躊躇せずに歩きました。
電車の乗客が手を振ってくれました。
ランナーも一斉に手を振り返しました(* 現実から逃げるかのように・・・汗)
さあ、闘いの始まりです!
すぐに第9給水所(21.6km地点)があります。
ハワイアンダンス『カハレ フラ&タヒチスタジオ』の方々です。応援ありがとうございます!
10kmほど似たような写真が続きますが、今回も写真多めでお送りします。
22km地点通過。
ここで、「横浜マラソンの高速道路攻略法」を皆さんにお教えします!
この高速道路は前半、右方向に傾斜しています。
右に傾くと右のほうが低くなるので、距離が短い左足から接地します。
そのまま走ると、左足に力がかかり続けるので、下手したら足がつります。
そこで、攻略法です!
「道路が右に傾斜している」→「右端が一番傾斜がない」
ということに気づきました(下の図参照)
右端は平地に近かったです。
でも良いことばかりではありません。
● 右側は歩いている人が多い
● 余分な水を流す排水溝に足を取られる
● 白線に滑り止めのような線が入っていてつまづきやすい
人が多くてジグザグに走らないといけないので、良し悪しです。
真ん中より少し右側を走ると歩いている人にぶつからずに走る事が出来ます。
良かったら、参考にしてください。
さらに進むと、
ベリーダンス『MSベリーダンススタジオ』の方々です。応援ありがとうございます!
高速道路になるとバラけてきます。
前半20kmは抜くことがかなり大変でしたが、このあたりから追い越しやすくなります。
24km地点通過!
さらに進むと、
25km地点通過!
21~25kmのタイムは、
21km:6:37
22km:7:55(給水:50秒* 21.6km 第9給水所)
23km:6:33
24km:7:26(給水:30秒 * 23.3km 第10給水所)
25km:6:40
でした。
2kmに一回、給水があるので、「2km頑張って走る」→「30~40秒休んで足を回復させる」の繰り返しで何とか高速道路を走りぬきました。
『横浜F・マリノス公式チアリーディングチームTricolore Mermaidsとトリコロールマーメイズ チアリーディングスクールLittle Mermaids』の方々です。応援ありがとうございます。
そんなこんなで26km地点通過!
この辺まで来ると、足が尽きてしまった人が多くなり、ゾンビの大行進状態になっています(汗)
さらに進むと、
応援ありがとうございます!
そして、27km地点通過!
第12給水所(* 給水所は全部で18箇所)通過。
ゆっくり走っている(=平均 7分/km)ので、足はまだまだ大丈夫!
さらに進むと、
28km地点通過!
さらに進むと、
29km地点通過!
30k地点通過!
26~30kmのタイムは、
26km:7:32(給水:60秒* 25.4km 第11給水所)
27km:6:37
28km:7:23(給水:50秒 * 27.3km 第12給水所)
29km:6:32
30km:6:38
でした。
順調です。このまま最後まで足がもてば良いのですが・・・
6. 31km-ゴールの様子
さらに進むと坂が出現します。
30km過ぎに現れる「高低差10m」の上り坂です。
伝わりますか?
ゴスペル『スペシャルクワイヤーwithソウルマティックス』のみなさんです。
僕が通った時は女性のシンガーの方が ZARDの「負けないで」をものすごい上手に熱唱していました。
第13給水所を超え、
31km地点通過。
そろそろ高速道路区間が終わります。
少し進むと、
折り返し通過。
高低差25mの坂を下ります。
急な坂なので、膝にきます。
ブレーキをかけながら、慎重に走りました。
32km地点通過!
残りあと10kmです。
あと1時間くらいでマラソンが終わってしまいます。少し寂しくなってきました。
坂を下ると、
横浜港シンボルタワー近辺を走ります。
折り返し地点が遠くて気持ちが折れそうになる区間です。
写真前方に見えるブルーの建物を目指して走ります。かなり遠いです。
実際には、このブルーの建物の隣にある、おしゃれなオブジェみたいなものがついた建物のところを折り返します。
問題はここからです。
折れそうになる気持ちとの闘いです。
この第14給水所(33.3km地点)の後が長いです!
しばらく進み、左折します。
かなり先に黄色いクレーンが(かすかに)見えます。
この辺りが折り返し地点です。
34km地点通過!
この辺まで来ると、「疲労」+「強い日差し」+「近づいてこない折り返し地点」のトリプルコンボでぐったりする人が多くなります。
さらに進むと、折り返しが近づいてきました。
『横浜よさこい祭り実行委員会』の方々です。応援ありがとうございます。
やっと、折り返し地点(34.3km地点)です。
遠かった!
さらに進むと、
35km地点通過!残り7kmです。
体感的には20℃を超えていたので、脱水に気をつけました。
アミノ酸の顆粒も補給し、ラストに備えました。
31~35kmのタイムは、
31km:9:10(高速最後の坂を2分ほど歩く+第13給水所)
32km:6:53
33km:6:49
34km:7:59(給水:60秒 * 33.3km 第14給水所)
35km:7:39(給水:40秒 * 34.4km 第15給水所)
でした。
まだ、足は残ってます。
脱水になってしまうと、足が攣って走れなくなってしまうので、アミノバイタルや塩飴を積極的に摂取しました。
さらに進むと、
「ハクビ京都きもの学院」の方々です。
飴をいただきました。
さあ、ラストスパートです!
37km地点通過です。
この辺になると、疲労がピークになってきます。
残り5kmです!(37.195km地点)
まだ、足は残っていました。ペースを崩さず走り続けました。
さらに進むと、
38km地点通過!
そして、残り4km!
そろそろスタートから5時間経ちます。我ながらよく頑張ってます。
このあたりに上りがあります(本牧橋?)
美しくゴールするために、ここは歩きました。
坂を下ると、ものすごい歓声が聞こえてきます。
元気が出てきます。
チアダンス『MOVE it!』の方々です。
38.8km地点の最終第18給水所地点で応援してくれました。ありがとうございました。
ランナーの大半は疲労で気を失いそうになっているところなので、元気な声援で目が覚めたことでしょう!
さらに進み、山下公園の銀杏並木を通ります。
銀杏のにおいで目が覚めます(笑)
39km地点通過です!
この辺で異変発生です。胃に違和感を感じめました。
「ロキソニン3錠も飲んだから胃が痙攣しているのか?」「これは吐く兆候なのか?」
などと考えながら、走り続けました。
しばらく様子を見ながら走りました。
40km地点を通過したときに原因が分かりました!
「空腹でした」(笑)
ロキソニンの飲み過ぎで胃が痛くなったのではなく、単にお腹が減っただけのようです。
ポーチに入っていたゼリーを飲みましたが、タイミングが少し遅かったのか、残り2kmはフラフラになりながら走りました。
足は残っていたのですが、空腹にやられ、残り2.2kmは歩いたり走ったりを繰り返しました。
次回は35km過ぎに補給をしたいと思います。
36~40kmのタイムは、
36km:6:40
37km:7:40(給水40秒 * 36.3km 第16給水所)
38km:7:00
39km:7:11
40km:7:05
でした。
毎回37km以降でペースがガタ落ちしてしまうので、今回、目標の7分/km のイーブンペースを維持できたのは嬉しいです。
それだけで充実感いっぱいです。
ちなみに、第16給水所(36.3km地点)と第17給水所(36.8km)は500mしか離れていません。
給水して、走り始めて、次の角を曲がったらまた給水といった驚くべき距離感です。
来年以降参加される方は、この2つの給水所の不思議な距離感もお楽しみください。
あと2km!
赤レンガ倉庫の石畳を走ります。
2019年10月31日に開業したハンマーヘッドの周りを走ります。
大きな建物ばかりだからかもしれませんが、距離以上に遠く感じてしまいます。
最後の最後で、かなり気持ちが落ちましたが、気力で走り抜けました。
あと1.2kmです!
ハンマーヘッドの周りを走り、
再び道路に戻り、
残り195m!!!!
ラストスパートです!
あと少し!
41km~42km、
41km:7:25
42km:7:57(* ハンマーヘッドの周りを60秒くらい歩いた)
でした。
最後の最後で、空腹にやられるとは思っていませんでした。
37km地点の給水で補給しておくべきでした。
次回走るときは、チョコレート菓子を持参して食べようと思います。
いよいよ欲しかったメダルとのご対面です!
そして、原っぱでくつろぐランナーたち。
座ったら立てなくなりそうだったので、そのまま歩き続けました。
給食(トマト・ゆで卵・一口おにぎり)を配っていました。
パシフィコ横浜の入り口でタオルをもらいました。
パシフィコ横浜内部の様子です。
半分くらいの人が帰ってしまった後なので、閑散としていました。
大型モニターではTVKの田中 碧アナウンサーが頑張っていました。
5時間51分08秒で完走したそうです。おめでとうございます。
今回の結果
ランナーズアップデートの記録を貼っておきます。
1. グロス(号砲からの記録)
スタート地点まで15:59ほどかかりました(Gブロック。2019年)
2. ネット(スタート地点からの記録)
今回は5時間7分でした。
怪我をしていた割にはよく頑張ったと思います。
3. ラップ(5km毎の記録)
スタート時が14,565位で、20kmまでに3,968人に抜かされ、30km地点で1,675人抜き返し、さらにゴールまでに1,416人抜きました。
真ん中より少し後ろくらい(15,420番 / 28,000人中)でゴールできました。
今回は足を怪我をしていたので、7分/kmのイーブンペースを死守しました。
大抵、ラスト7kmくらいはダダ崩れしてしまうのですが、今回は35km-40kmのタイムも7分/kmをほぼ維持できました。とても嬉しいです。
ラスト2kmは空腹でペースが3分ほど落ちてしまいましたが、足は最後まで残っていたので、良しとします。
次回は 6分30秒/km のイーブンペース(4時間45分前後)が維持できるようトレーニングを重ねます。
横浜マラソン2019 のその後
その後の筋肉痛の様子を後学のために記録しておきます。
今年は遅め(7分/km)で走ったので、例年よりは軽症でした。
1. 横浜マラソン2019の1日後(2019年11月11日(月))
上半身に痛みなし。肩・肩甲骨・腰回りに筋肉痛はない。
股ずれなし(ゆっくり走ったからか?)
下半身は腿の前が中程度の筋肉痛。ハムストリングスとふくらはぎには違和感なし。
普通に歩くことはできるが、階段を上り下りすると腿の前が痛む(→ のけぞるくらいの痛み)。階段を2段ずつのぼる事が出来た。
怪我をした左足は通常より膨れていたような気がする。紐靴が履けなかったので、モンクストラップの靴を履いた。
2. 横浜マラソン2019の2日後(2019年11月12日(火))
脚の痛みは前日の8割くらい。階段を上り下りするときは少し脚が痛む。
夜8時くらいには前日の6割くらいの痛みになっていた。
左足の甲はまだ張っていたので、今日もモンクストラップの靴を履いた。
3. 横浜マラソン2019の3日後(2019年11月13日(水))
脚の痛みは4割程度まで下がった。
普通に歩けるし、階段の上り下りも普通にできるようになった。
強いて不具合を挙げるなら、左足腿の前と両ハムストリングスに少し違和感を感じる。
まだ、ランニングはできないが、普通の生活は問題なく遅れる。
4. 横浜マラソン2019の4日後(2019年11月14日(木))
左足腿の前と両ハムストリングスに軽い張りが残る(→ 15km走った翌日くらいの筋肉痛)
小走りで走ることができるし、階段を2段飛ばしで勢いよく上がることもできた。
脚の甲の痛みはお昼くらいまであったが、夜にはほとんど感じなくなった。
ただいま、絶賛「横浜マラソンロス」中です。
来年も当選するといいなぁ。
おまけ(Running Magazine Courir から)
今回うまく走れたのは、dマガジンで読んだ Running Magazine Courir の記事のおかげです。
小谷浩(アシックスランニングクラブコーチ)の記事に以下のような記述がありました(一部要約)
スタート時 → 100%のエネルギー
15km地点 → 90%
ハーフ地点 → 70%
30km地点 → 60%
35km地点 → 30%
40km地点 → 5%
残り → 気力で走る
これを参考に、高速道路を降りるまでは余計なことをせず、最小限の労力で走ることを心がけました。
結果、大成功でした。
次回以降も30kmまでは我慢の走りをしようと思います。
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