この記事を書いているのは 2022年7月22日(金)です。
コロナがはじまり3年目、一向に終わる気配がありません(汗)
ただいま第7波に入りました。
この新規感染者数は病院で確定した数なので、実際にはもっと多いと思われます。
「明日は見えない」依頼殺到で診察や救急搬送を断る医療機関も 新型コロナ“第7波”医師の悲痛な叫び
全国の新型コロナウイルスの感染者数が2日連続で過去最多を更新する中、医療の現場には受診を希望する人が殺到しています。医療従事者からは「明日が見えない」と悲痛な叫びが。やむを得ず、診察や救急搬送を断るところが出てきています。
医療の現場では、厳しい闘いが続いています。
発熱外来での診察や検査を待つ長い列ができていたのは、埼玉県春日部市にある「あゆみクリニック」。 診察に来る患者が想定を超えたため、先週から診察は38度以上の高熱の人などに制限。しかし訪れる患者があとを絶たず、一部は断らざるを得ない状態だといいます。 あゆみクリニック 藤川万規子院長 「できる限り受けてるんですよ。受けてるんですけど、きょうも(午前)10時に受付を止めたんですよ。もう人が殺到してくるんで」
2022年7月21日 TBS NEWS DIG
現在流行っている株はBA.5と呼ばれています。
救急車の稼働率も高く、危機的な状況は変わりません。
都内の救急車稼働率98%超える コロナ感染者の救急搬送が急増
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、都内では今月に入ってから感染した患者の救急搬送が再び急増し、救急車の稼働率は21日午前中の時点で98%を超えています。空き病床が見つからず、搬送までに5時間以上かかるケースも出ていて、東京消防庁は担当の職員を増やすなどして対応にあたっています。
2022年7月21日 NHK NEWS WEB

ニュースになっていました!
病床も埋まってきているようです。
新型コロナ連日の過去最多更新で「病床はすぐパンク」と上昌広氏 都と厚労省の無策をバッサリ
病床使用率は44.2%に上昇。都は21日午後のモニタリング会議で、医療提供体制についての警戒レベルを最も高い段階の「赤」に引き上げた。自宅、宿泊を含めた療養者数も一気に増加して14万人を突破。都民の100人に1人が療養していることになる。
このまま新規感染者が増え続ければ、東京も早晩、病床が満杯になってしまう。入院基準の見直しや制限がかかる可能性はある。
2022年7月21日 日刊ゲンダイ

2022年7月20日の状況
追記(2022年7月27日):この記事を書いた4日後の病床使用率です。状況はさらに悪化しています。

2022年7月26日(水)時点の病床使用率
医療逼迫の目安とされているのが病床使用率50%超なんだそうです。医療提供体制が安定的に維持できるかどうか厳しい状況に置かれています。
病床は常に空いているわけではなく、コロナ患者の増加に合わせて随時ベッドを空けているのだそうです。
「目立たない死」が積み重なる可能性 新型コロナ第7波対応の最前線にいる医療者が恐れていること
「現在の病院の状況を教えてもらえますか?」
うち(聖路加国際病院・中央区)はまだパンクするところまでにはなっていませんが、他の病院ではすぐに診られずに、受診が3日後になるというところや、検査キットが不足しているところも増えています。パンクしかけている、ということです。
「今の病床使用率はどれぐらいなのですか?」
常に病床を空けて待っているわけではないので、ほぼ満床の状態です。東京都から「もう一段階コロナ用のベッドを増やして」と要請がかかった時点で、他の病気で新たに入院する人を止めて、そこにコロナの患者さんを入れていく運用を始めます。 「確保病床数の何%」という数字を見ると東京都はまだ4割程度で、さほど高いようには思えないでしょうが、残りの6割が常に空いているわけではありません。 他の入院患者をなるべく入れないようにして、コロナ患者を指定された人数分入れる切り替えを今やっているところです。
2022年7月21日 BUZZFEED JAPAN
重傷者用の病床の使用率も高くなってきています。
東京の重症病床の使用率は「国基準」で4割超え
東京の重症者数は、人工呼吸器やエクモの装着に限定している「都基準」では19人と少ないが、ICU(集中治療室)やHCU(高度治療室)を含めた「国基準」では419人。重症用の病床使用率(419人/1007床)は4割を超える。
2022年7月20日 日刊ゲンダイ
感染拡大でPCR検査に患者が殺到して、ワクチン接種に人員を割くことが難しくなっているという報道もありました。

2022年7月21日 TBS NEWS DIG
1週間後には新規感染者が今の倍近くになるという予測もあります。
「来週は4万5000人から6万も」感染急拡大の東京都 実は、”夜の人出”は減少も・・・
「来週は4万5000人から6万人になってもおかしくない」 ある関係者は、今後の感染者数の見通しをこう話す。 しかし現実は、医療機関に検査キットが届かず検査ができないことも多く、検査キット不足で検査が進まなければ感染者数は低くなる、との見方も示した。
2022年7月21日 FNNプライムオンライン
現在、高齢者を中心に4回目のワクチン接種を進めている最中なのですが、秋にはオミクロンに対応した新しいワクチンの接種が始まるという報道がありました。
ワクチン5回目、秋にも接種へ オミクロン対応製品、高齢者対象
新型コロナウイルスワクチンの5回目の接種を今秋から始める方向で厚生労働省が検討していることが21日、分かった。今後実用化が見込まれるオミクロン株に対応したワクチンの使用を想定。主に高齢者や持病のある人といった重症化リスクの高い人を対象とする。秋には4回目の接種が始まって5~6カ月が経過し効果が弱まると予想されるためで、接種体制や物資確保の予算獲得に向けて政府内で協議を進めている。
2022年7月21日 KYODO
ワクチンに関しては重症化予防がメインなので、その可能性の低い現役世代は今の所対象外なのだそうです。
全国の自宅療養者が過去最多を更新したそうです。
全国の自宅療養者61万2023人 過去最多を更新
厚生労働省によりますと、全国で新型コロナウイルスに感染し自宅療養となっている人の数が、今月20日0時時点で61万2023人となりました。
これまでで最も多かった今年2月中旬のおよそ57万人を超え、過去最多を更新しています。
2022年7月22日 日テレニュース
濃厚接触者の自宅待機の期間が減るそうです。
コロナ濃厚接触者 自宅待機期間5日間に短縮を検討
政府は新型コロナの濃厚接触者が自宅待機する期間を今の7日間から5日間に短縮させる案を検討していることが分かりました。政府関係者によりますと、感染が再び急拡大するなか、感染防止策と社会経済活動を両立していくという観点から、濃厚接触者の自宅待機期間を今の7日間から5日間に短縮する方向で検討に入りました。検査で陰性が証明されれば3日間に短縮する案も検討されています。
22日、岸田総理大臣と後藤厚生労働大臣らで協議し、結論を出す見通しです。また、政府は発熱外来を訪れた人に医療機関が検査キットを配り、患者が自分で検査する仕組みを整える方針を検討しているということです。関係者によりますと、病院などで検査が追い付かなくなるのを防ぐためということです。
2022年7月22日 テレ朝NEWS

日テレNEWSから
この濃厚接触者の自宅待機期間短縮に関して、関西福祉大学の勝田教授は以下のようなコメントをしています。
Q.この待機期間の短縮についてはどう思いますか?
「良い事と言うよりも選択肢がそれしかなくなってきていると思います。ゼロリスクを目指して、1例も起こってはならぬという話だと、いつまで経っても事が進まないわけです。だから現実を見て仕方なく認めましょうか、というニュアンスだと思います」
FNNが2022年7月に実施した世論調査によると
問10 あなたは、この夏、帰省や旅行をしようと思っているか、思っていないか。
1. 帰省をする 9.5%
2. 旅行をする 13.4%
3. 帰省も旅行もする 7.4%
4. 帰省も旅行もしない 68.8%
5. わからない・言えない 0.8%
夏は実家に帰ろうかと思っていたのですが、母親は心臓の手術をしたばかりで、腎臓の調子も悪いので、今年の帰省は無しにしようと思います。